19世紀 ボードレール:黒いヴィーナスと毒の快楽 シャルル・ボードレールはフランスの詩人や批評家(1821 -1867)。フランスの近代詩のはじまりとしての意義をもつ。社会主義運動に身を投じるなど、詩人以外の面でも活発に行動した。実は、文人や芸術家との交友範囲は広かった。音楽批評によって、当時の音楽の発展にも貢献した。これからみていくように、、代表作の『悪の華』は彼自身に思いもよらぬ事態をもたらすことになる。 2025.06.15 19世紀フランス
19世紀 ハンス・クリスチャン・アンデルセン ハンス・クリスチャン・アンデルセンは19世紀のデンマークの作家(1805ー1875 )。世界的に有名なおとぎ話の作者。 アンデルセンは貧しい家庭の出身。大学生の頃に処女作を公刊した。小説以外にも、奴隷制に反対する演劇や、旅行記なども著した。おとぎ話としては、「雪の女王」などで、生前の時点でも世界的に有名になった。 2025.06.08 19世紀北欧
19世紀 二葉亭四迷:小説家でロシア専門家 二葉亭四迷は明治時代の小説家で翻訳家(1864―1909)。明治文学の黎明期に『浮雲』を公刊し、近代リアリズム文学の始まりを告げた。また、言文一致運動に大きく寄与した。ロシア文学の紹介も行った。その後、19世紀末に日露関係が悪化する中で、これからみていくように、ロシアの専門家として活動した。 2025.05.25 19世紀20世紀日本
19世紀 ブラームス ヨハネス・ブラームスはドイツの音楽家(1833ー1897)。ドイツのロマン派の代表的人物の一人として知られる。交響曲やピアノ曲など数多くの作品をうみだした。シューマン夫妻などと交流をもった。ワーグナーやリストがドイツ音楽の革新を推進するのに対し、ブラームスは古典的音楽の維持を訴えた。だが、これからみていくように、実際には単なる保守派ではなかった。 2025.05.11 19世紀ドイツ・神聖ローマ帝国
19世紀 エドガー・アラン・ポー エドガー・アラン・ポーは19世紀前半のアメリカの作家や詩人(1809ー1849 ) 。代表作である『モルグ街の殺人事件』(1841年) は今日の探偵小説の始まりとして知られる。詩人としても成功していた。 2025.05.04 19世紀アメリカ合衆国
19世紀 マネ:19世紀フランス美術の地殻変動 マネはフランスの画家(1832ー1883)。「草上の昼食」や「オランピア」によって従来の伝統的な絵画に挑戦し、大きな衝撃を与えた。カフェ・ゲルボアの集いによって、印象派の形成に大きな寄与をした。その後も、これらの新たな画家たちと相互に刺激を受けあった。ゾラやマラルメなどの文人とも広く交流をもった。生前はあまり評価されなかったが、フランス美術の近代化で高く評価されることになる。以下、マネの絵画の画像つきで紹介する。 2025.04.27 19世紀フランス
19世紀 ドミニク・アングル:フランス近代の新古典主義 ドミニク・アングルはフランスの画家(1780ー1867)。若い頃はナポレオンの画家ダヴィドに師事した。ローマ留学でイタリアの影響を受けた。パリに戻った後、様々な名作をうみだし、名声を確立していった。新古典主義絵画の主導者として認知される。ロマン派のドラクロワのライバルとみなされた。代表作には、「グランド・オダリスク」などがある。最初のパリ万博にも出展した。 2025.04.22 19世紀フランス
18世紀 葛飾北斎:日本を代表する絵師 葛飾北斎は江戸後期の日本の浮世絵師(1760―1849)。様々な挿絵や風景版画、漫画など多様なジャンルで優れた作品を世に送り出した。代表作としては『富獄三十六景』が知られる。また、ゴッホやモネなどの印象派絵画などに影響を与えた。 2025.04.13 18世紀19世紀
19世紀 北大路魯山人:日本の代表的美食家 北大路魯山人は明治から昭和の書家で陶芸家、美食家(1883―1959)。はじめは書で名を挙げた。早くから食通として活動し、会員制の料亭を開いた。陶芸にも打ち込み、料理そのものだけでなく、食器などの演出にもこだわった。晩年には芸術家として国際的にも評価されるようになった。 2025.03.30 19世紀20世紀日本
18世紀 フランシスコ・デ・ゴヤ:近代スペインの絵画 フランシスコ・デ・ゴヤは18世紀スペインの画家(1746ー1828)。スペインの代表的な画家の一人として知られる。王立タペストリー工場で働いた後、次第に画才を認められた。カルロス4世のもとでは宮廷画家をつとめるなど、華麗なキャリアを歩んだ。代表作には、「カルロス4世とその家族」などがある。だが、あの革命の影響を受け、最晩年には祖国を去ることになる。 2024.11.22 18世紀19世紀スペイン